弓立社
〒116-0013 東京都荒川区西日暮里4-26-14
Tel.03-3828-2291 Fax.03-3828-2609
Mail:info2@yudachi.net
書籍一覧 吉本隆明講演集 Uncolored. 神保町通信 会社案内
会社概要
 
商 号:有限会社 弓立社(ゆだちしゃ)
住 所:〒116-0013 東京都荒川区西日暮里4-26-14
電 話:03-3828-2291
FAX:03-3828-2609
資本金:300万円
代 表:宮下和夫
 
会社沿革
 
1972.12 会社設立。吉本隆明の『敗北の構造』出版
1973.11 島尾敏雄『幼年記』出版
1974.11 橋川文三『新版 現代知識人の条件』出版
1983.06 鴻上尚史『朝日のような夕日をつれて』出版
1985.03 神田神保町に進出
1985.07 森伸之『東京女子高制服図鑑』出版
1986.04 『東京圏大学受験案内』出版
1990.10 ダーク・ボガード『レターズ』出版
1994.10 岡田英弘『日本史の誕生』出版
1995.09 田中英道『天平のミケランジェロ』出版
1999.05 副島隆彦『日本の秘密』出版
2001.06 吉本隆明『心とは何か ─心的現象論入門』
2001.09 『吉本隆明全講演ライブ集』第一巻刊行
2006.01 西日暮里に移転
 
弓立社について
 
弓立社は1972年12月、吉本隆明の講演集『敗北の構造』で出発した。
一人で、自宅での出発だった。社長の宮下和夫は、それまで、学研・主婦と生活社を経て徳間書店で六年、評論を中心とした文芸書の出版に関わったが、愛憎交々至る出版社というものに嫌気がさし、どの出版社も同じ事だと見極めをつけて退社し、弓立社を興した。
どの出版社も出さないものを中心に出していきたいというのが基本姿勢で、自分の好きなものならどんなジャンルでも出してきた。吉本隆明から詩集、戯曲集『東京女子高制服図鑑』、コミック『テレクラの秘密』までの幅で出版してきた。
現在は、歴史物に比重をかけている。「叢書・日本再考」、これから出していく「甦る伝記の名著・幕末維新編」は、体力が続けば、10巻、20巻、30巻……と続けていきたい。また、幕末維新の新しい見方も、「日本再考」「オンデマンド 明治維新叢書」と連動させながら、模索していきたい。

本だけでなく、吉本隆明の講演を『吉本隆明全講演ライブ集』として、CD、DVD、ビデオの形で出している。現在、18巻(うち2巻はビデオ)。各巻CDは74分6枚。ビデオは1講演・時間不定。テキスト30〜124頁ほど。200講演ほどあるので何巻になるか分からないが、可能な限りだしていく。
 
移転のお知らせ(2006年1月9日)
あけましておめでとうございます。
二十年、神田神保町にいましたが、個人的な事情があって、西日暮里に移転します。

神保町は越してくる前は、むしろ鼻持ちならないいやな街だと思っていました。兵六と言う飲み屋などで、よく編集者がとぐろをまいていてうっとうしいな、と思っていました。しかし入ってみるといい飲み屋でしたし、住んでみると味があって、その上便利この上ない街でした。一丁目奇数番地という狭い地域にずっといたのですが、文房具屋・画材屋(二軒)・紙の小売屋・画廊・飲食店・郵便局までありました。
何よりも本屋と古本屋が1キロ平方に160軒もあり、そのうえ古書展が毎週あるのが魅力で、ずいぶん利用しました。買いすぎで、注意されてばかり、という一面もありましたが。カレー屋・中華・ウナギ屋・寿司屋などの食べ物屋の豊富さと、昔風の喫茶店(新装だけど中味は昔風、つまりどれだけいても文句を言われない)が沢山あり、打合せなどによく利用しました。Folioという富山房が経営している喫茶店は、すぐそばだったこともあり、殆ど事務所の延長のように使わせてもらいました。

つい最近、飛鳥新社の名物編集者・赤田祐一さんと「編集者が歩いた神保町二十年」という対談をしたばかりで、(「彷書月刊」)古書を中心に神保町の面白さ、深さを語り合いました。二世代ほど違うのですが、よく古書展でも出遇った人で、この対談話が持ち上がった時、いの一番に名前を挙げました。
神保町に引っ越したのは、1985年3月で、それまで生活費を稼いでいた校正の仕事をやめて、いわば背水の陣で出版の中心地・神保町に乗り込むという、時代に背を押された形での移転でした。時代は軽薄短小に向かっていて、刺繍や戯曲集の企画・装丁、猪瀬直樹の『日本凡人伝』などでその方向を模索していました。吉本さんの本でも『言葉という思想』は、吉本さんと深く話し合いながら時代の要請と作者の要求をクロスさせる編集を考えました。
移転先は、天井が物凄く高い寿ビル。昭和初年に建った趣のあるビルで、写真などもよく撮られていました。場所も富山房の隣、東京堂書店の真向かいという絶好のロケーション。ここなら楽しく通勤できると思いました。その後、二つ変わりましたが全部好きな建物に恵まれました。

移転の四ヶ月後に出版した『東京女子校制服図鑑』が思いもかけないベストセラーになって、弓立社を大きく変えました。ベストセラーというのは、具体的には、重版のスピードがひと月に一万部と二万部作るということであり(注文がたった一件、300部しかないのに!)、パブリシティでいえば、テレビが全局取り上げるということでした。無名の頃の阿川佐和子さんも取材に来ました。教育テレビでは、一時間番組で、糸井重里さんが司会の番組に取り上げられ、新聞・雑誌は厚いスクラップブック三冊になりました。
この年は、おにゃんこ、路上観察学、制服がはやりでした。著者の森伸之は路上観察学の会員(赤瀬川原平さん始め6、7人)になったので、おにゃんこまで入れれば、流行の全てを背負ったという形になりました。制服で学校を選ぶという時代ともピッタリ一致し、実際に制服を変える学校さえ出始め、毎年10校近く変わったので、年度版を10年近く作りました。この後、こんなベストセラーはないのですが、数万の本を売る時の参考になりました。

その後、TVゲームの攻略本を作ったり、コミックを出したりしました。内外タイムズ連載の『テレクラの秘密』全10巻という怪作もあります。自信作でしたが、書店であまりに評判が悪いので(弓立社がエロ本を出すとは何事か!と営業マンが叱られたりしました)、解説を山口文憲、関川夏央、中野翠、伊藤比呂美、上野千鶴子、鴻上尚史さんらに書いてもらったりしました。吉本さんも面白がっていました。(今思えば、吉本さんに書いてもらえばよかった!)
『いま、吉本隆明25時』では、入札に参加までしました。200万円で入札に勝ち、出版しました。その時、カセットテープを出したのが、今のCD化への伏線になっています。つまり、その体験がなかったら、CD化という企画は出なかったと思います。

思い出を書いていけばきりがないのですが、このような思いを断ち切って神保町を後にします。年をとっていくこともあり、これまでよりはそろりそろりとした出版活動になるでしょう。吉本隆明全講演CD化計画も同様です。
新年より新住所で仕事を始めます。よろしくお願い致します。

2006年元旦
弓立社一同
 
最新ニュース
2007.07.23 『吉本隆明全講演ライブ集』第18巻「心とは何か」を発売しました。※『吉本隆明全講演ライブ集』はこの第18巻(通巻20巻)をもちまして完結いたします。『吉本隆明全講演ライブ集』に代わる企画につきましては、引き続き当サイト上にてお知らせいたします。温かいご支援とご愛聴、どうもありがとうございました。
2007.04.10 『吉本隆明全講演ライブ集』第17巻「ハイ・イメージ論199X <DVD版>」を発売しました。
2007.01.25
2006.12.01
クリエーターによる「塗り絵」作品集シリーズ『Uncolored.(アンカラード)』を創刊しました。第1巻はイラストレーター・黒田潔さん。
2006.01.09
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